イスラームのオバハン

土曜日、未読の本を一気に消化する。

民宿「シルクロード」今日も開店休業大忙し―オバハン、イスラームの大地に生きる

民宿「シルクロード」今日も開店休業大忙し―オバハン、イスラームの大地に生きる

著者がパキスタンイスラマバードで民宿を経営していた頃の日常をつづるエッセイ集。パキスタン人の夫と離婚した後、新たに民宿を立ち上げ、けんかをしては銃弾を打ち込まれ、アフガンまでブルカをかぶってゲリラを見送ったり。
カラコルムハイウェイが無かった頃のギルギットに飛行場ができたとき、飛んで来る飛行機を「でかい鳥」と勘違いして地元の人が干草を持ってきたという話、日本語の読み書きの十分でない息子が一発奮起して日本の高校を受験する話などは感動的。でもくだらない話がちょっと多くて蛇足気味なのが残念。