立山 真砂沢〜剱沢
チャリに乗らないといけないのだけど、シーズンイン直後の立山に行こうと誘われて思わず行ってしまう。まあいいよね、1週くらい…。
4/17土曜日、雷鳥沢キャンプ場にテントを張って一泊。今週は気温の上がり下がりが激しくて、3日前あたりに気温が高くて雨が降ってガリガリになったところを、1〜2日前の「寒の戻り」で10〜20cmの雪が積って雪質はいいけど、雪崩の起きやすいちょっと危ない状態。でもそんなのお構いなしで、春スキーのシーズンイン直後の立山は、スキーヤーとボーダーで大盛り上がり。素敵です。
4/18日曜日の朝6:30、総員二名でキャンプ場を出発。真砂岳を目指します。雲ひとつない天気で、かといってそこまで気温は高くなく、なかなかのコンディション。
真砂岳頂上付近は南西の風が強く完全に凍結。本来ならアイゼン装着で攻めるべきですが、凍結していない部分を踏みながらそろりそろりと頂上へ。アイゼン・ピッケルは必須やね。素人でごめんなさい…。
真砂岳頂上から北のコルまで移動して、真砂沢へドロップ。強烈な風はうそのように止んで、広大なカールへ。ノートラックの斜面を、剱沢出合まで下りていきます。標高差900mくらい。沢の下部はデブリが多くて大変。
剱沢出合から剱岳を望む。だーれもいない山間にそびえる剱岳を望んで感慨無量。ここで小休憩。とてもいい天気で、少しずつ気温も上がってくる。
ここから剱御前小屋まで標高差900mの登り。日本の光景とは思えない豪快な光景が広がります。
剱沢小屋付近から望む剱岳。
さすがにここまで来ると、二人ともバテバテ。疲労困憊でなんとか剱御前小屋まで登ります。この辺は剱御前小屋から剱沢に滑り込んだスキーヤー・ボーダーがたくさん。ラストは雷鳥沢からキャンプ場に向けて滑降。滑り込む直前に奥大日岳方面を望む。
あり得ないくらいに良いコンディションなのに、テレマークの滑りを完全に忘れてしまい、まじですまん。テレマーク一年生でここまでやったらよく出来たもんだと思いますが…。
おかげで楽しいシーズンでした。来季はちゃんと装備を整えて出撃しないとだめかなぁ。
(06:30) [2250m] 雷鳥沢キャンプ場 (08:30) [2750m] 真砂沢コル (10:30) [1850m] 剱沢出合 (12:30) [2450m] 剱沢小屋付近 (14:00) [2750m] 剱御前小屋 (14:30) [2250m] 雷鳥沢キャンプ場
関係ないけど撤収時に、室堂近辺に「東宝映画」というベスト着た撮影隊が大量にいました。「岳」のロケでしょうか?