手稲ネオパラ (1/17)

遠征最終日。前日の喜茂別岳の「失敗」を教訓に「適度な傾斜と標高のある山を滑る」をコンセプトに場所を選択して登ることにした。

決めたのは札幌駅から西に10kmちょい、手稲山の東側にある「手稲ネオパラ」。小学生の遠足ぐらいの距離の場所にある山。かつてはスキー場があったらしいけど、今はつぶれてしまったらしい。せっかく北海道まで来て、こんな近距離でいいのかしらとか思いつつ、レンタカーで住宅街を抜けて西野浄水場の近くの登山口へ。月曜なので誰もいないと思いきや、先行者の車が三台。なるほど人気の山らしい。

こんな札幌郊外の山でもがっつりの700m弱の登り。初めはひたすら地味な沢筋歩き。標高500mくらいまで先行者のトレースをいただきながら登ってたけど、結局そのメンツ(結構年配の方々)を抜いてラッセル開始。ラッセルは脛程度。

頂上までは比較的天気も良くて、標高600mあたりでは札幌駅の方向の景色がきれいに見えた。こんな郊外でこんな素敵な景色。なんだか不思議な感じがする。ただしこの付近では急激な積雪のせいか、斜面の雪には亀裂が入ってました。

景色が開けたあたりから、厳しい傾斜が続くけど、迷うような場所がなくてあっさり頂上まで到着。

下りの斜面は、頂上からしばらく滑ったところにある斜面(上の壁)と、その次の斜面(下の壁)の2面あって、これがとても楽しい。平日だったので、ノートラックのパウダーをがっつりいただく。昨日と違って、スピードも出てとても楽しい。写真は下の壁を滑り出すところ。

登りが3時間、下りが1時間ちょいで、700mの登り下り。札幌郊外でここまで楽しめるなんて、道民がうらやましいね。ほんとに。

というわけで今年はこれで滑り収め。また来年。