横浜トライアスロン2011


今年初開催の51.5km。一昨年行われたITUの世界選手権が今年も同じ場所で行われたのですが、今年はその前日である9/18に一般参加のエイジの部も開催されました。というわけで、そのエイジの部に参加してきました。本当は5月開催だったのですが、地震の影響で9月のこの時期に延期となりました(写真はすべて前日撮ったものです)

スイムは山下公園前の750m周回コースを2周回。もともと1.5kmコースを1周回だったのですが、1週間前に1周回に変更。1200人を3グループに分け、50分程度の間隔でグループごとスタートさせるという変則スケジュールです。今大会用に設置された浮橋(たぶん世界選手権と兼用)からスタート1分前に一旦海に入り、フローティングスタイルでのスタートでした。

1グループごと4ウェーブ程度に分割したうえで2分差スタートだったので、スタート後のバトルは控えめ。往路300mでは向こうの方にベイブリッジが見えていい景色! 正直なところ海はきれいではないのですが、「自分の腕が見えない」などと揶揄される渡良瀬遊水地の水よりはきれいかもしれない。熱いのではないかと心配していた水温も若干低めでいい感じ。


スイムアップからトランジットまでは350mのラン。コース上をブルーのマットが敷かれて、みんな裸足でぺたぺた走ります。やはりきついのだけれど、このランコースにずらりと観客が集まって、ひたすら応援を受ける独特の雰囲気です。

バイクは、6.6kmの6周回。本当は本牧の方まで行くもっと長いコースだったのですが、コース沿いの施設が休日稼働する影響で、山下公園近くの港湾施設をぐるぐる回るルーレットコースに変更になりました。港湾施設内の舗装はどうしてもがたがたなので走りづらい。コース中に180度転回する様な個所も多くて転んでる人もいました。ちょっと危ない。

周回が多いせいで、山下公園前の直線道路を6回もUターンすることになり、そこでの熱い応援も都合6回分。一瞬だけプロ選手になるようなそんな感じ。仲間からの応援もあって、そこだけ辛うじてスピードアップです。

ランは4kmの2.5周回。ランコースの一番のハイライトは、象の鼻パークに向かう歩道橋上の道。レンガ倉庫の向こうに、みなとみらい地区の風景も見えて結構きれいでした。ただ、象の鼻パークに向かう歩道橋の手前に高さ10m弱のスロープがあり、そんなに傾斜はきつくないのだけど、トライアスロンのランコースとしては結構きつい。このコース設定、なんとかならなかったのか。

自分はスタートが遅かったので、ランパートにさしかかる頃には気温も高くて、同じグループで出発した選手達の中には暑さにやられて歩いてしまう人もいたのですが、自分は意外なことに4.5分/kmペースで走ることができた。「ナイスラン!」と掛け声も飛んできて、とても楽しい。

そんなに練習できてなかったけど、相変わらずのラン偏重でゴール。2:40ちょいでした。競技歴数年でこのリザルトっていうのもいよいよまずいのですが、真面目に練習できてないしどうしようもないですね。反省。


大会の前日から、苦言を呈したくなるまずい個所がたくさん目につき、運営側に言いたいことは山のようにあるのだけれど(いや選手のみならず、運営スタッフのボヤキすらあちこちで聞こえた..)狭い都心部での開催だけに、運営の大変さ具合は十分選手に伝わってきていたので、ここでとやかく書くのはやめておきます。

そんなわけで選手側には若干難ありの大会だったけど、応援側にとっては色々条件も良かったようで、こういう点は他の大会に比べて図抜けていると言えるかもしれない。通りがかりの観光客も一緒に応援してくれるこの希有な大会を、来年も是非開催していただけますよう。今回が初参加だという人も多かったのだから。

などと相変わらずの上から目線でごめんなさい。次回はできればもう少し参加費安くしてもらえると有り難いのですが。無理かなあ。