会津・裏磐梯に行ってきた


裏磐梯五色沼

去年、トレランに、スキーに、と磐梯山周辺では色々楽しませてもらったのだけれど、観光客が激減している、観光業は瀕死状態、みたいな深刻なニュースやメールが飛んできていて、是非行かなければという思いがずっとありました。

去年参加したトレランは、今年は別件が重なっていけなくなってしまったので、色々用事が落ち着いたこの休みでMTB漕いで行ってきました。福島市からMTB磐梯吾妻スカイラインを通って会津入り。のつもりが、吾妻小富士の遥か手前でハブが壊れて死亡。うぅぅ。思い付きで福島まで戻って急きょレンタカー手配して自動車旅でした。メンテナンスの手を抜きまくったツケがまたしても噴出。まずいよなぁ。

会津地方は、事故を起こした原発と同じ福島県にあるのですが、海からは遠く離れていて、むしろ浜通りよりは米沢とか新潟・只見とかに距離が近かったりします。そんなことは地図を見れば自明なことで、原発事故の影響が(ないとはいわないが)相対的に低いのは明らかなのですが、ニュースによれば観光客は半減かそれ以上になっているという話。以前からなんとなく解せない気分でした。


裏磐梯桧原湖

でもまあ行ってみれば、去年やおととしみた景色はそのままなわけで、観光客に敬遠されていた理由は「ただ不安」というその一点だったりするのだろうなと改めて思うわけです。

思い付きで電話して泊めてもらった桧原湖・早稲沢温泉の宿のおばちゃんは「やっぱりお客さんはへってるよね。くるのは常連さんだけ」と、ガッカリそうだった。けれどその宿では晩御飯の時に、たのんでもないのに酒がガンガンでてきて「まあ飲め飲め」と勧めてくれる、何だかアットホームな感じだった。その辺のほのぼの感は、たぶん今後も揺るがないんだろうなという気がする。


磐梯山から見た猪苗代湖

どこへ行っても景色がきれいで、のんびりしていて、ほっとできる会津。「ただ心配」という理屈のつかない理由で敬遠することなしに、是非一度いってみて、その心配が杞憂であることを確かめるだけでなく、ほっとできる空間があるということを多くの人に実感してもらいたい。そんな気持ちで会津を後にしました。


↑ 表磐梯

などとこんなところで呟いてもどうしようもないのだけれど。何も言わずにはいられなかったもんで。雪が降ったらスキーにまた行くつもり。みんな、がんばってね。