遠野観光

週末の大会がお流れになって、休みとお金が手に入ったので、MTB担いで岩手に遊びに行ってきた。大会が中止になって「お、これはどこかいけそう」という発想をしている時点で、自分は選手向きじゃないんだなあと深く痛感します。
ルート:花巻〜早池峰山〜遠野〜仙人峠(担ぎ)〜陸中大橋上有住〜大船渡。担ぎも入れてみたけど、どうも中途半端で、それなら観光に徹すればよかったなあという気がいまさらながら。
遠野の町は、今年で遠野物語発表100年とかで、いろんなイベントがあって盛り上がってました。宿泊した夜には、駅の近くで遠野の神楽の演舞があったりしてなかなかのものでした。
以下、ダイジェスト。
早池峰山。遠野三山の一つ。百名山。結構混んでました。小田越登山口から登ったら、なかなかのガレ具合でしんどかった。登山口の監視員のおっちゃんがチャリに随分食い付いたようで、色々話しこんだ。水とかいただきました。ありがとう。6/13からは登山口まで車両通行止めだそうで、シャトルバスが運行されるそうです。

五百羅漢。遠野駅から西に5km程の場所にある。江戸時代に飢饉がおきて、大慈寺の和尚が数年かけて彫り上げたと入口には書いてあるのですが、送電線の巡視看板に導かれてかなり上の方まで行ってしまい、引き返して良く見たら、その辺に転がっている石がそうだった、というほど自然石と区別がつかない羅漢像たち。

デンデラ野。老人は60才になるとここへ捨てられたという、遠野の中で一番強烈なスポット。雑草も伸び放題。特にそう言われないと、平然とスルーしそうな高台。※ 実際には「捨てられる」というより、ここに「隠居」したというのが正しいのかもしれない。

旧仙人峠。釜石線のトンネルができる1950年までは、人力でみんなこの峠を歩いて越えたらしい。遠野物語でも「猿がよく出る」として言及のある峠。遠野側(足ヶ瀬側)は、まばらに訪れる人もいるようで、ヤブもきれいに刈られて、勾配も緩やかで登りやすいが、釜石側(陸中大橋側)は、九十九折りの連続で倒木・浮石も多くて、なかなかしんどい。
遠野から釜石方面に抜けたけど、陸中大橋まで乗車率70%程度。テクニックがあれば90%くらいまで上げられそう?峠越えに所要1:30程度。看板には「3時間はかかる」と書いてあった。

滝観洞。釜石線上有住付近にある洞窟。1000円も取られるのですが、最奥の滝まで700mもあって、なかなかに奥深い。ヘルメット・長靴も無料でレンタル。写真は一番奥にある滝。さらに奥も探検されているようで、今後に期待。