レー・マナリ ハイウェイ


夏休みにレー・マナリ ハイウェイを走ってきました。走行期間は正味 6 日間 (7/29〜8/3)
■ 概要
レー・マナリ ハイウェイ(Leh-Manali Highway)は、ラダック(Ladakh)の中心都市レー(Leh)と、ラダックの玄関となる都市である北インドのマナリ(Manali)を結ぶ約450km の道路。標高 1800m のマナリから、3500m のレーまでに、標高 5000m 前後の峠 3 本を越える結構ハードなルートにもかかわらず、なんだか拍子抜けするくらい大量のチャリダーが世界各国からこの区間を漕ぎにきます(今回の行程中に 20 人くらいチャリダーを見た)
ヨーロッパ系の旅行者を中心に、なぜか韓国の人がとても多い。そして割と女性も多いのだからびっくりする。パキスタンあたりと比べて治安が比較的落ち着いていることが人気のある秘訣かもしれない。それなりに程よい距離で、社会人でも通常の夏休みを使って走れる日程の組みやすい道といえるでしょう。
この峠が開くのは例年 6〜9 月。この時期インドでは雨季にあたり、ルートの南側ではモンスーンの南風が卓越します。なので本来南から始めるべきですが、そんなことも知らなくて、レーまで飛行機で一気に飛んで南向きに漕いでみました。
チャリの他にバイク旅行者がその 10 倍います。どこで借りるんだかわかりませんが、ヨーロッパ系の旅行者がとても多い。
さらにこの道路は、ラダックの重要な幹線道路であるため、1.5車線しかない道幅にバス・トラックが大量に押し寄せます。
路面は基本的に全舗装ですが、いたるところで路面拡張工事が進行中なため、ボッコボコな箇所がたくさんあります。が、おおむねとても走りやすいです。

■ ルート

  • 【7/28】カルドン・ラ 敗退..

http://d.hatena.ne.jp/sed/20080809/1218293353

  • 【7/29】レー 〜 ルムツェ (Leh - Rumtse)

http://d.hatena.ne.jp/sed/20080809/1218293354

  • 【7/30】タグラン・ラ (Taglang La)

http://d.hatena.ne.jp/sed/20080809/1218293355

  • 【7/31】ラチュルン・ラ (Lachulung La), ナケー・ラ(Nakee La)

http://d.hatena.ne.jp/sed/20080810/1218381990

  • 【8/1】バララチャ・ラ (Baralacha-La)

http://d.hatena.ne.jp/sed/20080810/1218381991

  • 【8/2】ダルチャ 〜 ケーロン 〜 コクサル (Darcha - Keylong - Koksar)

http://d.hatena.ne.jp/sed/20080811/1218471457

  • 【8/3】ロータン・ラ (Rohtang-La)

http://d.hatena.ne.jp/sed/20080811/1218471458

■装備

トレッキング用のザックに、サイドバック2つを併用。ザックは、自転車以外の移動に便利なためと、いつでもチャリを捨ててトレッキングに逃げることができるようにするため。
自炊用バーナーとして MSR WhisperLite を持参。EPIガスは手に入らないだろうなという読みでガソリンも使用可能な同バーナーを持っていったのだが、3日目くらいからススが詰って点火できなくなってしまった(軽油でもいれちゃったか?)
あとはテント、シュラフ、マット、工具一式、地図その他。
水濾過フィルタも持参したのだが、ラダックの場合、上流の水がそのまま飲めてしまうので使わなかった(が多分濾過したほうが安全)
ガイドは旅行人ウルトラガイド・ラダックを利用。やはり異様に情報が充実しています。この本の充実さ(マニアックさ?)が日本人からラダック旅行を遠ざけているのかも?もうすこし肩の力の抜けたガイドも欲しいなと思ったり。

ラダック (旅行人ウルトラガイド)

ラダック (旅行人ウルトラガイド)