タグラン・ラ (Taglang La) (7/30)


標高5328mのタグラン・ラ(Taglang La)。マナリ・レー ハイウェイのなかでこのタグラン・ラ(Taglang La)越えが一番きつい。北側のルムツェ(Rumtse)を過ぎると、次の給水ポイントであるパン(Pang)まで100km 近くあるため、両端のポインントで十分な給水が必要。Rumtse は小さな集落で、商店がちょっとあるだけだが、テントサイトや簡易宿泊施設がぽつぽつあった。そんなことは知らなかったので、Miru〜Gyaの間の河原で一泊してからトライ。

Gya, Rumtse の辺りの農村の風景はとても美しい。

崖の上のギャ(Gya)ゴンパ。

峠の道路は、タンクローリーやトラックが通行する都合もあるためか、勾配は 4% 程度と比較的緩く、勾配自体はそれほど苦にならない。しかし標高が高いためとても苦しい。特に標高 5000 m を越える峠直前の 10km が苦しい。気持ち悪いというか、なんというか。とにかく体が動かない。北側は、つづら折りで標高を稼ぐ道が中心だが、ラストはまっすぐと定規で引いたみたいな登りが延々つづく。うーん、なかなか近づかない。

わーい、ついたー。で記念撮影。息が、とまらない、、一時停車のバスの乗客とかにいろいろ写真撮られてしまいます。

そして下り。峠の下りを終えると、あとは川もなにもない漠々たる荒野が広がります。全く不気味というか、神秘的というか。


峠の手前で会ったコリアン・チャリダーに、ツォ・カル(Tso Kar; カル湖)方面にあるテントサイトを教えてもらったのだが、途中で完全にバテてしまい、パン(Pang) 手前 30km でテント泊。全身砂だらけなのに、川もなにもなくて体が拭けなくて体ざらざらしたまま就寝。