岐阜荘川村 六厩川

sed2005-10-10

先週富山から「週末どう?」と電話が来たので、はくたかに乗って富山襲来。ちょっと金使いすぎ。
岐阜・御母衣(みぼろ)湖の東にある六厩(むまや)川を上流から御母衣ダム東岸に出る計画。総勢3名。ツーリングマップルは「がんばれば通れそう」みたいなコメントになっているが、ゲートを突破して 3km ほどで完全に廃道化、崩落倒木多数、4時間近くひたすら担ぎあり薮漕ぎありで、何とか六厩川橋到達(写真)
ここから御母衣湖への道がさらにひどいことになっており、御母衣湖へ抜けるトンネルに達することができず*1、六厩川橋から 3km 地点で日没。「今日中に到達することは不可能」と判断しビバークすることに。シュラフがないのでひたすら薮を刈って毛布代わりにして就寝。
翌日全く同じ道を六厩に向け6時間かけて何とか退却。片道 15km 程度の道に丸二日を要する凄まじい企画になってしまった。遭難しないで済んだだけでもハッピーでしょう。ちょっとやりすぎた。反省。

結局、六厩川橋 〜 御母衣湖東岸を結ぶというトンネルは実在するのか、御母衣湖東岸は果たしてどこまで走れるのか、わからないまま退却したため、かなり心残りがある。近くに高速道路も走っているというのに、信じがたく荒廃した道。奥飛騨にはまだこの類の道が沢山あるようで、少し不気味な感じもします。

追記。
以下のページによれば、御母衣湖東岸 〜 六厩川橋間のトンネルは入り口が完全に埋まっているらしい。
http://doya.sytes.net/keiryu/m/7-1/7-1.html

国土地理院・1/50000の地図では御母衣ダム湖東側湖畔に沿って、森茂川の流れ込みあたりまで通じる道路が記載されていますが、この道路はすでに昭和45年頃から隋道が埋まっているため車は通れません。今は完全に土砂に埋没してしまい人も通れなくなりました。

1997年に突破した写真というのもあるのだが…。
http://www.geocities.jp/tdr2508401965/4a20a20s4.html

■ コース
10/9
六厩 R158 分岐付近 (0:15) 林道ゲート (0:30) 担ぎ開始部
(4:30) 六厩川橋 (3:00) 秋町隧道付近? 日没
10/10
秋町隧道付近 (2:00) 六厩川橋 (4:00) 担ぎ開始部
(0:30) 林道ゲート (0:15) 六厩 R158 分岐付近(終了)

■ 追記 (2010/01/03)
昨年末より廃道探訪(再発掘)で有名な「山さ行がねが」に、森茂〜六厩ルートで六厩川橋のアプローチを行ったレポートが上がっています。私のレポートなんかよりもずっと詳細で面白いです。
http://www.yamaiga.com/road/morimo/
ちなみに同レポートの「パンダ使い氏」は同行者の1人だそうです。お正月に別の同行者に教えてもらいました。なんだそういうことだったのか。。

*1:距離から考えるとどこかで通り過ぎたのかもしれない。土砂崩れで埋まってしまったのか?