昆明→江川→石屏→建水 (9/21〜9/23)

ほとんど予定も決めないで、航空券だけ決めてえいやっで着いた昆明。まあ、いつもそんなですが。。
長距離バスで適当なところまで輪行しようと思ったけど、バス発着場の周りで情報収集してたら「そんな田舎の所へ行くバスなんかないよ。代わりに俺の車に乗れ」とかややめんどくさいことになってきたので「ま、漕ぐか」というノリで自転車組んで、昆明から南に向けて漕ぎだした。
雲南省は「なんとか族自治県」という少数民族入りの地名が多いので、少し漕いだら、すぐにでも少数民族に会えるもんだと思っていたけど、進んでも進んでも少数民族の衣装を着た人はは出てこない。実際、昆明から200kmすすんでも、そういう人たちには会えませんでした。まあ実際には衣装を着てないだけで、少数民族(江川・石屏のあたりはイ族【彝族】が中心)は結構いたはずです。でもちょっと顔が濃いというだけで、見た目では判別できなかった。
昆明の宿の前にて。そこのねえちゃん、ごめんなさい。
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すれ違う羊飼い。昆明〜江川間にて。このほか、水牛とか、馬とか、鶏とか、いろんなバリエーションで動物たちが普通に出てきます。
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江川あたりの水田。ちょうど稲刈りの時期でした。刈った稲わらを立てたり積んだりして乾燥させたりするのは日本とあんまり変わらない。
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白菜を満載にしたトラック。通海あたりの道路にて。昆明から100km圏内では、稲作と畑作が半々。畑では白菜などの野菜栽培がメインでした。
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通海からの下り。今思えばこんなのはまだ序の口でした。。
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昆明から150kmくらい漕いで、だんだん山がちになってきた。どんどん街が遠くなるので「こんなところ人なんか住んでないだろう」と思ってたら、チャリに乗った小学生が二人。
こちらの中国語がいまいちなのに加えて、向こうの訛りが激しすぎてしゃべってる言葉がさっぱりわからない。「どこから来たの?」「どこ行くの?」ってところだろうか。昆明から大分来たってことかなあ。ここまでひどいと思わなかった。
「次の町は遠い?」「遠くないよ」唯一通じた、つたない会話でした。
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石屏あたりの山の中。遠くの山の上まで耕作していて驚いたのだけど、このあたりの山ではまだ棚田は見当たらなくて、果物やトウモロコシの栽培が中心。これでもまだ都会な方。棚田はまだまだ先らしい。
この後、雨が降ってきてすっ転んで、2万円のレーサーパンツの膝小僧の部分がびりびりに破れた。
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建水の双龍橋付近にて。写真取ってたら「やだー、はずかしー」とかなんとか言って(推測)自分から勝手に近づいてきたおばちゃん。こんな感じで天秤棒ぶら下げて行き来している人が、ベトナムまで絶えることはありませんでした。
足元のレールは、メーターゲージと言って、中国でも珍しいレール幅で、いまでも貨物が来るらしいのですが、列車を今回まったく見なかった。代わりに見たのは、レールに沿ってピクニックする家族連れとかたくさん。
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建水の朱家花園にて。清代末期の富豪の屋敷。建水は歴史ある町なのだそうで、こういう観光スポットもいくつかありました。
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