ルベシップ林道〜道道136号線〜ニニウ

チャリ仲間でテレマーク師匠のM氏がめでたく札幌にて挙式。というわけで札幌へ。それだけで終わるのももったいないので(失礼)チャリも持っていって林道こいできました。新千歳でレンタカーに乗り、新夕張の隣、JR楓信号場の近くの物産センターに車を止めてスタートします。

信号場の脇からひっそりと始まるルベシップ林道(10km。未舗装)をクリアして、道道136号へ。この道道136号線は、地図によっては緑色実線で書かれていて、まるで普通に通過できるかのように書いてありますが、ピークの峠で鉄柵が築かれている未開通・全面未舗装の「林道」だったりします。そういう訳で地元のオフロードバイク乗りには有名な道らしい。

ルベシップ林道分岐から10km程はかなり単調な道が続きますが、その後の10kmはかなりガレ気味。でもまあMTBは余裕で突破。びっくりなのは、この目的もよくわからないダート道に対して、相当情熱のこもった路面補修が入っていることです。さすが道道

ルベシップ林道分岐から20kmあたりで「占冠越」という森林管理局の看板があるT字路を右方向に入っていくと*1、噂に聞いていた渓流が登場。深いところで膝上までたっぷり水がありました。MTBを担いでクリア。靴は一気にドロドロに。

渡渉ポイントから1km程で峠の鉄柵に到着。思ってたよりもあっさりついた。倒木や路面流出も多数あるのですが「廃道」というよりは「荒れた林道」という印象。写真で見るとかなり強固な鉄柵に見えますが、実際には脇から人が出入りしたような跡があり、のこぎりで木を切った跡も多数。地元バイクの情熱たるや、かなりのものと見ました。すごい。

峠から一気に南下しニニウに到着。「陸の孤島」と聞いていたニニウは一体どんな秘境なのかと期待していたのですが、道東自動車道の建設が大詰めを迎えており、タンクローリーやダンプが大量に行き交うすさまじい光景が広がっていました。完成もいよいよ近い。

JR清風山信号場を上を走る道東自動車道。この後、自動車道はさらに鵡川の上を橋で越えます。周辺かなりすごいことになってます。

この後、穂別まで道道610(占冠穂別線)を走ってニニウを脱出。とはいえ占冠穂別線は、工事車両以外通行止めらしい。という事は、出口で工事のおっちゃんに聞いて初めて知りました。言われても山から出てきたので知り様がない。ごめんなさい。

楓からダートが断続的に50km弱。穂別からは国道を楓まで走って全部で6時間ちょい。こういうルートを選択できる道民がまじで羨ましい。

あ、結婚おめでとう。

*1:道道が支線のように分岐しているためとてもわかりにくい。この看板を見逃して直進してしまうと北向きにどんどん山を登り始め、2km程で廃道になります